人とラゲッジのすみ分けを
欧州デザインが大胆アピール!!
詳しいブース位置は未発表ながら、今回の東京モーターショーではグループごとにブースが集められることが決定している。GMグループに属するいすゞの場合、オペルやシボレー、スバルといったブランドと軒を並べることになるワケだ。プレスデーに使われるセンターステージもGMグループ各社が共有するレイアウトとなるが、ブースでの各メーカーごとの特色は十分に生かされる。
前回、初の商用車ショーとなった00年はいすゞにとって出番とも言うべきショーだったから、乗用車ショーの今回は脇役に徹するのか?
答えは「NO!」だ。本誌スクープ班は自信をもって断言する。これまでの流れを受け継ぎ、いすゞは今回も力の入ったコンセプトカー「VX-5」(仮称)を出品することがわかった。その外観デザインは右に掲載した確定イラストが示すとおり、硬質なタッチを採用した近未来SUVのあり方を提案するものだ。
外観フォルムの重要なポイントは、人間が乗るキャビン部分とラゲッジスペースのすみ分けを表現している点だ。グリーンハウスは高さ方向に余裕があり、ゆとりある居住性を暗示。対するラゲッジ部分にはウインドウがなく、ユーティリティスペースとして大量の荷物が積載できることが外観からも伝わってくる。ちなみにサイドドアは99年に出品された「回-KAI-」と同じく、観音開きになる可能性が高い。また、ボディカラーには歴代コンセプトカーと同じく、シルバーが採用される。