スクープ

2000年11月


プリメーラ

日産

セダンとワゴンの2タイプに新開発2.5リットルNEO-Di搭載!


日産が今年度最後にリリースする新型車が3代目プリメーラだ。現行モデルは守りに入りすぎたためか、ワゴンを新たにラインナップしたものの、苦戦を強いられてきた。そこで、次のFMCでは思い切った路線変更が行われ、ひとクラス上の上級セダンおよびワゴンに生まれ変わる。

搭載エンジンが何よりの証拠だ。量販モデルとして2代にわたって人気を集めてきた1・8リットルエンジンはラインナップから消え、次期モデルでは2リットルと新開発2・5リットル直噴が用意される。もちろん、トランスミッションにはハイパーCVT(一部グレードにはシーケンシャルモード付のハイパーCVT-M6)を設定。ちなみに、プリメーラの上級移行で穴が開く1・8リットルクラスは、先にデビューしたブルーバードシルフィによってカバーされる。

スクープ班が予想したプリメーラワゴンの確定フォルム。現行モデルの実用的なデザインから一転、大きくラウンドしたルーフラインを用いるなど、大幅に洗練される。

プリメーラ

全面レッドレンズのリアコンビランプはボディ側で完結し、ハッチゲートにはナンバープレートとバックアップランプのみが設置される。
これが3代目プリメーラのノーズだ。大きく口を開いた2分割式グリルはヘッドランプよりも下方にオフセットされ、重心を低く見せているのがポイント。2.5リットルエンジン搭載でボディも3ナンバー幅か?
プリメーラ
センターメーターの存在を裏付けるナマ写真。写真ではわかりづらいが、すぐ下のセンタークラスターにはナビ画面や空調ダクトが並んでいる。
4灯式ヘッドランプにはターンシグナルとポジションランプも組み込まれ、流行の“オールインワン”的なデザインに仕上がる。ランプ本体も大きそうだ。

ソフト面でも見逃せないポイントが多い。外観ではターンシグナルも組み込まれた流行のオールインワン的なヘッドランプや新しい日産顔の特徴ともいえる特大2分割式グリル、そして大きくラウンドしたワゴンのルーフラインに注目したい。

一方、内装ではドライバー側に向けられたセンターメーターをエクストレイルに続いて採用。メーターにチルト機構が備わるとの未確認情報も。すぐ下のセンタークラスターにはナビ画面とピアノタッチ式のスイッチ類が並べられ、操作性もよさそうだ。さらにオーディオへと続くワケだが、このあたりになると奥まっていて、手探りで操作できるのか、やや心配。インパネからドアトリムへと至る連続感も演出され、包まれ感や安心感がもたらされるだろう。


プリメーラ
ワゴンのリアクォーターウインドウ部分。ルーフラインが弧を描いて丸く下がっているのが確認できる。 リアコンビランプには丸く光る部分が刻まれている。ティーノに似た丸っこいハッチゲートのウインドウも特徴的だ。市販時には車名エンブレムも装着。
セダンのリアコンビランプも3次元曲面の三角形で、左右だけでなく、上方にも回り込む。こちらもバックアップランプとナンバープレートをトランクリッドに装着か。
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