東京モーターショーに参考出品された「Lapin(ラパン)」が02年1月にデビューする。ファンシーな雰囲気のコンセプト版とはイメージが異なり、フロントはメッキ仕上げの横ルーバーグリルや丸型フォグでアクティブなイメージを演出。バンパーもボディ同色に塗装される。コンセプト版のようなポップなカラーバリエーションに期待したい。
一方、リアデザインはウインドウ下のノッチ部分にコンビランプが組み込まれる。やや大きめの「Lapin」エンブレムは当初、ガラス部分に装着されるとの情報もあったが、ウインドウ下のハッチゲート部分になることも確認できた。また、ドアミラーはアルトと同じ形状だが、メッキ仕上げとなる。
コンセプト版のインテリアはかなり大胆だったが、量販モデルではオーソドックスに仕上がる。残念ながらベンチシートの採用も見送られる。コラムシフトは踏襲されるが、パーキングブレーキレバーは前席の間に置かれ、使い勝手を重視。メーターパネルから独立したアナログ時計がステアリングコラム右側に設置されるほか、空調吹き出し口にも丸型デザインが採用される。
ボディサイズはコンセプト版をほぼ踏襲し、軽自動車枠をフルに生かした3395mm×1475mm×1500mmとなる。MRワゴンとシャシーを共用するため、ホイールベース(2360mm)も同じだ。中低速トルクに重点を置いたK6A型「Mターボ」エンジンもMRワゴンに続いて搭載されるだろう。
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