スクープ

2001年1月


デミオ

マツダ

02年6月、ワールドワイド・コンパクトに成長
次期デミオの挑戦!!

フォードと共同開発が進められている次期デミオには、00年7月号の初スクープで報じたとおり、好評を博している現行モデルのイメージが色濃く残される。別の言い方をすれば、キープコンセプトのまま、2代目にバトンタッチを果たすというワケだ。しかし、だからと言って”つまらないFMC”が行われると思ってはいけない。

ルーフ両サイドの盛り上がりをリアコンビランプにつなぎ、大胆な外観デザインを予想してみた。現行モデルの質実剛健なフォルムも悪くないけど、これくらいハデになってほしいなぁ。

使い勝手のよさを踏襲しつつ、いちだんと居住性を高めるためにホイールベースは100mm延長。しかし、全幅と全高はほとんど変わらず、扱いやすい数値が保たれる。とくに、全高は立体駐車場に収まる現行モデルのセールスポイントを受け継ぐためにも、許容範囲ギリギリの1550mmにとどめられる。

次期デミオに使われる新世代プラットフォームは4つのクルマで併用され、低コスト化が図られる。マツダ側ではデミオのほかに、既報のデミオ派生車も開発中。こちらは全長が165mm長く、おもにラゲッジスペースが拡大される模様だ。一方、パートナーのフォードも2つのモデルを生み出す計画だという。


話を主役デミオに戻そう。ボディタイプは引き続き5ドアのみだが、かつてフォード・フェスティバで成功させたキャンバストップがふたたび設定される。もちろん、当時とは側突基準も異なるため、大幅なボディ剛性アップが図られた上で設定されるはずだ。

スクープ班では、そのキャンバストップを生かして、ちょっと奇抜な外観フォルムを予想してみた。開口部の外側、ルーフ両サイドを盛り上げてリアコンビランプにつなぎ、大胆かつダイナミックな造型を予想

はたして、これくらい奇抜なデザインが採用されるかどうか、春に走り始める試作車で確認したい!

ライバルのキャパは国産最小3列シート車に転身
ロゴがミニミニバンにバトンタッチするのは5月の予定。そうなると気になるのがデミオのライバルでもあるキャパの行方だ。スクープ班がつかんでいる情報によると、キャパは引き続きコンパクト・ミニバンの位置付けを踏襲するものの、FMCで3列シートを備えてロゴ後継車との差別化を強調するという。スパシオを下回る国産最小の3列シートミニバンになるワケだが、はたして使い勝手は良いのだろうか。年末のデビューが待ち遠しい。
↑3列シートを備える
次期キャパの予想透視図。
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