スクープ

2000年11月


シーマ

日産

ティーザー始まった4代目1月12日、ついにデビュー!!

21世紀のトップを切ってデビューするのは新型シーマだ。一筋の光が見え始めた日産が華々しく放つワールド・プレステージ・セダンで、まさに年頭デビューの新型車にふさわしいモデルだ。NYショーで披露されたため、内外装デザインはすっかりおなじみの読者も多いだろうが、ここで新情報をまとめてお届けしておく。

1年前の99年2月号でマルチプロジェクター式キセノンヘッドランプの存在をいち早くキャッチし、イラストで再現した。従来のキセノンランプに比べて1.7倍も明るい。


内装では空調に組み込まれた内外気自動切換え機能や左右独立温度調整システムがキャビンを快適に保ってくれる。また、センタークラスター上部に内蔵された大型8インチワイドディスプレイは上下可動式なので、乗員の体格に合わせて見やすい位置に調整できるのが魅力的だ。ショーファードリブン的な使い方をするユーザーの要求をも満たすよう、VIPモデルにはバイブレーター&中折れ機構付リアシートや電動ヘッドレスト、リアドアクロージャーなどが備わる。

新開発された4・5リットルV8直噴エンジンの存在も見逃せない。時速100kmまでの到達時間は7・0秒で、現行モデルの8・5秒から大幅に短縮される。同時に10・15モード燃費も同クラスではトップレベルの10・0km/リットルを達成。トランスミッションはマニュアルモード付5速ATで、登降坂路での変速回数を制御したりアクセルフィーリングを快適に保つNTD(日産トルク・デマンド)制御が採用される。

ナマで捕らえた新型シーマのヘッドランプ。ターンシグナルやポジションランプも同じハウジングに組み込まれる。 当初キャッチした三角形のリアコンビランプ。ショー出品車はグラフィックが異なっていた。 ベンツに似たドアミラー内蔵型ターンシグナル。設置位置が高く、斜め後方からも確認しやすそうだ。

00年はじめの北米ショーで姿を現した新型シーマ。

このほか、自動料金収受システム(ETC)やレーンキープサポートシステム、トランクオート開閉など、グレードに応じて先進装備がふんだんに実用化される。なお、日産ディーラーではすでに既納客を中心に、新型シーマのティーザーキャンペーンが展開されており、パンフレット(掲載写真はショー出品車)も配布されている。

ティーザーパンフレット
ティーザーパンフレット
これがディーラーで配布されているティーザーパンフレットだ。ただし、掲載されている写真はすべて北米ショーに出品されたインフィニティQ45のもの。また、年内に内見会を行うディーラーもあるらしい。
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