スクープ

2001年5月


エアトレック
三菱
6月21日デビューの三菱エアトレックは
オールラウンドなクロスオーバーRV

ホンダ・フィットと同じ6月21日に登場する三菱エアトレックはステーションワゴン、SUV、ミニバンといった従来のカテゴリーにとらわれない商品コンセプトがセールスポイントに掲げられる。乗り降りしやすく、都会の立体駐車場にも収まる適度なボディサイズとパッケージング、日常ユースから高速クルージングまでを難なくこなす走行性能、そしてユーザーのアクティブライフを象徴する斬新なスタイリング。これらすべてが巧みにクロスオーバーされたRV、それがエアトレックなのだ。


●高い走破性を暗示する16インチホイール
●どんな道もヘッチャラ最低地上高195mm
●立体駐車場にも入庫可能全高1550mm

6月21日、エアトレックはまんまこの姿で登場する。ショーモデル「ASX」に比べ、顔つきがマイルドになっているのが印象深い。195㎜の最低地上高も要チェック。
コンセプトモデル「ASX」
コンセプトモデル「ASX」
コンセプトモデル「ASX」
コンセプトモデル「ASX」
●コンセプトモデル「ASX」

2リットルFFは200万円切るビックリプライス!!
搭載されるエンジンは2リットルと2・4リットルGDIの2種類で、トランスミッションはINVECS-IIIスポーツモード付4速ATのみ。ウワサされたV6エンジンの設定はないものの、市場からの要望が多ければ追加発売が実現するかもしれない。
 

ちなみに、バリエーション展開は2リットルが「20E」と「20V」、2・4リットルGDIが「24V」と「24V-S」の計4タイプで、すべてのモデルに2WDと4WDの両方が用意される。

さらに驚きなのは価格設定だ。もっとも安い20E(2WD)は200万円を下回る見込みで、ライバル車もビックリ! インプレッサを横目にランエボVIIが価格破壊を起こした時と同じように、三菱の低価格戦略はエアトレックでも繰り広げられるのだ。

エアトレック市販版のインパネ。“T”の文字をモチーフにした基本的な造型デザインは「ASX」と同じで、得意のインパネシフトも採用される。

●乗りやすく、視界も良好な600mmの
ヒップポイント

●長~いモノもスッポリ入る
最大ラゲッジ長2.4m

●ゆとりある性能を発する2.4リットル
GDIエンジン
エアトレックのリアビュー。ボディ側面からハッチゲートへと続くキャラクターラインが外観全体に存在感を与えている。乗り降りのしやすさも売りのひとつだ。

セディアワゴンにエボ色のGDIターボ
NAモデルが先行デビューしたセディアワゴンに待望のターボ車が追加される。スクープ班ではディーラーで使われるティーザーリーフレットを入手。そこにはランエボVIIと同じダンデライオンイエローに塗装されたターボモデル「Tツーリング」が大きく掲載され、ボディ同色グリルや切削アルミホイールといった専用アイテムも発見できた。

今回のターボモデル追加とともに、新しいボディカラーが加わるのもニュースだ。ダンデライオンイエローのほか、アイゼングレー(ガンメタ)、パルマーレッド(真っ赤)、フレンチブルー(ランエボと同じ鮮やかなブルー)が新設され、これらはターボ車だけでなく、NAモデルでも選べるというからウレシイ。

さらに、既報のラリーアート・エディションも新登場(NA、ターボともに)。専用サスペンションやレカロ製シート、専用グリル&バンパーなど、精悍な専用装備でドレスアップした新モデルも見逃せないゾ!
GDIターボ車の写真が掲載されたティーザーリーフレット。エボ専用のダンデライオンイエローが流用され、華やかな雰囲気がかもし出される。 ウラ面には新グレード「ラリーアート・エディション」が紹介されている。専用バンパーがスポーティルックに拍車をかけているのがよくわかる。