スクープ

2001年11月


アコード
ホンダ
オデッセイ、フェリオ、ステップワゴン、CR-Vに続け!
キープコンセプトで生まれ変わる新アコード判明!!

5角形グリル&プロジェクターランプでさらにキリッとした表情に!

情報をもとに次期アコードのエクステリアを予想。おそらく現行モデルよりも居住性を向上させたキャビンを持つスタイルになるはず。一見、現行モデルに似ているが、実は大きく進化するという、ホンダお得意の進化法だ。


横長ユニットに丸形レンズをビルトイン“微妙な”新しさを表現

リアエンドは現行モデルよりもすっきりしたデザインだが、細長いコンビランプユニットに丸形レンズをビルトイン。シビックフェリオにも似た、実用性をわかりやすく表現したスタイリングが予想される。


近ごろのホンダ車には、先代モデルの人気を受けて“キープコンセプト”なフルモデルチェンジを行う車種が多い。記憶に新しい現行モデルだけでもオデッセイ、シビックフェリオ、ステップワゴン、CR−Vと、多くのモデルが先代のイメージ継承を意識したデザインとなっているのだ。

アコードは北米市場におけるホンダ主力車種として、トヨタ・カムリと熾烈なシェア争いを展開しているが、01年秋に新型へ移行したカムリの後を追いかけ、02年8月にフルモデルチェンジする。しかも、そのデザインは現行モデルのイメージを受け継ぎながら、さらにシャープな印象を強めたものになる――そう、アコードも“キープコンセプト”なモデルチェンジを行うのだ。

ヘッドランプは薄型でキリッとした表情。外側のロービームをプロジェクターランプとし、内側のハイビームとの間に独立したスモールランプを配置する「3眼風」のデザインだ。フロントグリルは下辺がバンパーへ食い込むように鋭角化した5角形グリルとなり、最新のホンダ・ファミリーフェイスへと進化する。

リアビューは横長コンビランプでクリーンなイメージを演出しながら、その中に丸形レンズをビルトインすることで個性を主張。

グレードは4タイプで、エンジンは3機種を使い分ける。中でも注目は「EURO200S」と呼ばれるスポーツモデルだ。インテグラ・タイプRと同じK20Aエンジンを搭載し、トランスミッションはもちろん6速MT。足回りにも独自のチューニングが施されるはず。

上級グレードには新開発2.4Lエンジンを搭載し、なんとVGS(車速応動可変ギアレシオステアリング)やスマートエントリーシステム、さらにはホンダ車としては初めてのカーテンシールドエアバッグも採用されるという。

判明したのはほんの概略だが、実のある進化ぶりが今から楽しみだ。

●グレード展開はこの4タイプ!

EURO200[ベースグレード]

155psの2L i-VTECエンジンを搭載する量販グレード。4WDの設定もある。

EURO200S[スポーツグレード]

インテグラ・タイプRと同じ220psの2L i-VTECと6速MTを組み合わせるスポーツグレード。タイヤサイズは215/45R17。

EURO240[上級グレード]

新開発の2.4L(200ps)エンジンを搭載する上級グレード。ATは5速で17インチホイールを履く。

EURO240L[最上級グレード]

「EURO240」に装備を追加した最上級モデル。S2000に搭載された「VGS」を標準装備。


●「200S」という名の“タイプR”も設定される!

スポーツグレード「EURO200S」は現行モデルの「ユーロR」に相当するグレードとも理解できるが、搭載エンジンはインテグラ・タイプRと同じK20A型(写真)で最高出力も220psのまま搭載されるという。まさに“アコード・タイプR”とでも呼ぶべき内容だ。


●現行アコード

現行アコードが登場したのは97年9月。攻撃的なフェイスデザインがスポーティな印象を与えたが、次期モデルではさらにシャープさを増す。