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なんでキャビンが回転しなければならないのか? ステアリングやサスペンション・システムの工夫だけで、その場で360度回転することだってできるはずなのに。もちろん前後左右、自由な方向に進めることは言うまでもない。それにわざわざキャビンを回転させることにこだわったためサイズのわりに居住空間は狭くなる(特に足もと)上に、タイヤの配置を四方へ出っ張らせなければならないハメになり、ぜんぜん街中で使いやすいコンパクトサイズになっていないというオチもつく。
さらにシート前方のフロントドアからアクセスする方法や、ステアリングが移動して乗り降りを助ける機構、はたまたバイ・ワイヤでブレーキやステアリングなどを機械的なつながりなしに操作できるシステムだってま新しくもなんともない。正直言って『PIVO2』の開発スタッフの意図がまったく解らない。
ただ走る状況に応じてタイヤを適切な位置に動かすというのはおもしろい。たとえば加速時には後方に移動し、逆に減速時には前に移動、そしてコーナーでは外側に移動する。そう、どんなときでも4輪の荷重が均一になるようにして、キャビンを傾けないようにしているのである。早い話、ミズスマシのように本体は微動だにせずスイスイ動きまわる姿を想像していただきたい。
だったら止まっているときはキャビン下部にタイヤを引き込んでコンパクトに、走るときだけ外へ張り出すというのはどうだろう。もちろんキャビンが回転するというギミックはこの際だからきっぱりあきらめてもらって。その方がもっと使いやすい都市型移動ツールになると思うのだけど、読者の皆さんの考えはどうだろう?
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