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2008年07月09日

【連載25】元「Xスクープ班」記者の、スクープ秘話

10-1)玉石混淆スクープ情報の、目利き力

スクープ班の手元には、毎日のようにいろいろな情報が届く。とくに私の現役の頃は、いまのようにインターネットが発達していたわけではなかったから、やりとりはもっぱら、電話、FAX、手紙などだ。もちろん必要なら、自ら出かけていって、情報提供者と面会することもしばしばあった。

届けられる情報は実にさまざまで、不正の内部告発はもちろん、何を言いたいのかよくわからない投書や、単なる誹謗中傷の類いも多い。内部告発ものは、私たちスクープ班ではなく、社会面・経済面担当の記者に渡るから、記事掲載されるまで、実は私には分からない。同様に、スクープ班でなければ、どのような情報があるのか、マガジンX編集部内の人間でも知らないものだ。
出張も然りである。スクープ班は特権が与えられていて、「いつどこで誰に会う」ことを事前に報告しなくても、自由に出張ができる。もちろん編集長にだけは言って出ていくがね。
当然だけど、資料の管理も徹底されているし、どこかの媒体や当局のように、内部告発者や取材源の情報を明かすことは絶対にない。
まぁ、だからこそマガジンXが、スクープ専門誌として、唯一25年も続いているんだろうけど。この仕組みは今は多分私が現役の頃より、さらに徹底されていると思うよ。

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