おもてなしの新ティアナ
「クルマにモダン・リビングの考え方」とのキャッチフレーズを掲げ、インテリアにこだわっていく日産の姿勢を示す代表作となったティアナがモデルチェンジで2代目に生まれ変わった。
新型ティアナのセールスポイントは「モダンな内外装デザイン」「リラックスさせてくれる快適な乗り心地」「おもてなしの空間を演出する装備」の3つ。なかでも乗り心地を改良するためにシートには振動吸収ウレタンが採用され、シートパッドは3層構造となっている。追ってムラーノにも用いられる新開発シャシーや一新されたサスペンションも快適性能アップに貢献しているという。
会見に臨んだ志賀COOは「国内セダン市場は縮小しているとはいえ、全体の20%を占めている」「秋以降、国内に次期ムラーノなど4車種を投入する」と販売増に向けての意気込みを語った。
新型ティアナの価格帯(税込み)は246.75〜394.8万円で、月販1000台が目標に掲げられている。

いくらセダンが不調とはいえ、月販1000台は少ないのでは?——多くの人が疑問に感じるかもしれないが、関係者の話に耳を傾けることで、新型ティアナは先代にも増して国外を重視していることが見えてくる。
北京モーターショーでワールドプレミアとして世界初公開されたことに加え、「アジア地域を中心に80カ国に投入する」「西ヨーロッパには出さない」「中国、ロシア、日本の3カ国で年間販売10万台をめざす」といったフレーズからも、クルマの需要が伸びている地域を重視していることが垣間見える。
ちなみに新ティアナの内装色はブラックとエクリュの2色で、先代の3色から一つ減っている。しかし「中国向けだけにグレーとベージュのツートンを用意している。日本国内ではツートンが当たり前となっているだけに、あえてモノトーンにして『くつろぎ』が感じられる空間作りを狙った」とデザイナーは話す。





