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2008年04月18日

チンクエチェント博物館

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そこに展示されているクルマたちは、スーパーカーでもなければコレクターズアイテムでもない。第二次世界大戦の爪痕が残る1957年に、イタリア庶民の貴重なアシとして産まれた『二代目フィアット500(ヌオーヴァ・チンクエチェント)』を代表としたクルマたちである。

もちろん、二代目フィアット500(以下/二代目チンク)は、イタリア人にとって忘れることのできない存在である。お世辞にも裕福だとは言えなかった当時の人たちに、初めて「クルマのある生活」をもたらしてくれた、あるいはクルマの基本を教えてくれた、そんな存在であったからである。日本で言うなら、さしずめスバル360といったところだろうか。

そんな二代目チンクも、生産が終了してからすでに30年以上。イタリアの街角になくてはならない風景の一部だったこのクルマも、残念ながら減少する一方である。一般的な足グルマが辿る運命と同じように。そこで「少しでもこのクルマを残したい、本質や魅力を知ってもらいたい、さらには一緒に暮らしてもらいたい」というコンセプトの下で生まれたのが『チンクエチェント博物館』である。

果たして、イタリアをはじめさまざまな関係者の協力により、貴重なクルマや資料がここに集結することとなった。たとえばプリマセリエやジャルディニエラ、ギア・ジョリー、初代トッポリーノ、アバルト695SS……。数え上げたらきりがないほど。加えてジュジャーロのバックアップにより「パンダ展」が開催されるなど、この博物館がイタリアでも認められた存在に成長していることを伺い知ることもできる。

時代を超えて、国境を越えて、年齢を問わず愛されてきた二代目チンク。そしてそれはこれからも変わることはないだろう。なぜならこの博物館に訪れる人たちが、熱心なイタ車遣いだけではなく、その多くが国産車ユーザーだからである。やはり、このクルマはさまざまな人たちを惹きつける“何か”を持っている。

というわけで、隣接したカフェスペースでカップを傾けながら愛らしいクルマたちを眺める、そんなゆるい気分で過ごす午後はどうだろうか。それにショップには他では手に入らないレアなミニカーやグッズなどが山ほどあるし。まずは興味がわいてきた人は博物館のHPを。新旧チンクをはじめイタ車全般の情報、さらにはイタリア本国のトピックスなどが毎日アップされている。

<チンクエチェント博物館>
〒470-3502
愛知県知多郡南知多町大字片名字長谷58-22チッタ・ナポリ内
Tel/0569-64-6464 Fax/0569-64-6644
http://www.museo500.com/
開館日/土・日・祝日 開館時間/10:00~17:00
入館料/1000円(カフェ付き)

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