安全協会職員が免停中に免許講習
をしていたとの報道があった。マガジンXの読者の皆様ならご承知のとおり、全国にある「交通安全協会(安協)」は警察官にとって最も大きな天下りの受け皿である。運転免許試験場での「新規・更新時講習」の講師はたいてい、彼ら安協の天下り職員がやっている。所轄の警察署の窓口も含めて、免許更新の受付窓口業務も安協が請け負っている事例が多い。長らく随意契約だったが、最近は世間の風当たりが強く一般競争入札の形態をとっているものの、入札時にいろいろと条件をつけて安協が落札できるようにしているのだ。
前置きをもう少し。以前なら免許試験場で「安協に入りませんか-」などと、寄付行為の勧誘を怠りなくやり、あたかも強制であるかのように、何も知らない善良なドライバーから小銭をせしめていたのだが、集めたお金で宴会をやっていたことや、警察署への付け届けをしていたことなどがばれるなどして、世間の風当たりが強くなり、昔ほど寄付を集められなくなった。そんなこんなで警察庁も、いつぞやは「更新時講習」のハガキ案内業務を安協に独占的にやらせたりして、身内を食わせる算段をしていたものだ。いまでは駐車違反の民間委託を口実に、多くの地域で、取り締まり業務を行い、彼らの収益源としている。ご苦労なことである。
せっかくの収益源の大きな柱の一つである「講習の講師」業務を、他の業者にとられないように、安協には身を引き締めて業務を遂行してもらいたいものである。厳に講習では「身を引き締めて運転しなさい」と教えているのだから。





