新型GT-RがスーパーGTで背負わされたもの

これが今年のスーパーGTにおいて、日産のワークスカーとなるクルマである。そう、昨年秋に東京モーターショーで華々しくデビューした『新型GT-R』のレーシング仕様。
ただこのGT-R、悩みも多い。ご存じの方もいるかもしれない、2009年からGTレースが大きく変わることを。ボディサイズが統一され、エンジンはV8一本、さらにFR限定となる可能性が高いのだ。したがってどのメーカーも今年は過渡期となる。09年からの新車を開発しつつ昨年の発展型で今年を闘う、といったような。
しかし販売戦略の関係で今年登場させなければならない新型GT-Rの周辺は忙しい。07年用Zを発展させた08年用GT-Rと、09年からの新規定に合わせたGT-Rを同時に開発しなければならないからである。しかも題材がGT-Rだけに、勝てなければ何を言われるか解らず、もし敗走をつづけるようなことがあれば、市販車の売れ行きにも大きく影響してしまうだろう。
したがって日産(NISMO)は過渡期だなんだとは言ってられない状況なのだ。今年も来年も全開に次ぐ全開。果たして、鳴り物入りでデビューした新型GT-Rの、レースシーンでの動向から目が離せない。(Honkan)





