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2007年04月17日

サソリの実践飼育記(Vol.2)

AB_2w.jpg


あっ、ボディカバーにシミが……。ある日、取材に出かけるためビアンキ・アバルトを出撃させようとした時、ちょうど給油口あたりが変色しているのに気がついた。もしかしてガソリンが漏れてる!? ワタシは背中を汗がつたっていくのを感じたのであった。

で、カバーをめくってフタを開けてみると、ちょっと湿っている。さらに地面に目を落とすと500円玉ほどのシミが。ニオイを嗅いでみたものの、いまひとつ解らず。ガソリンならもっとクサイはずなのだけど。

さらに下にもぐってみると、サイドシル内側にはホースが通っていて、そのつなぎ目がちょっと濡れていた。もしかしてここから漏れたのかも(?)バンドの締めつけが甘くなったとか、ホースが劣化してヒビ割れたとか……。

結局、しばらく様子を見ることにしたのだけど、その後症状はそれ以上進まず。主治医のメカ曰く、「燃料をちょっと入れすぎて噴き出してきちゃったとか、チャコールキャニスターに通じるホースのかしめ部分から漏れたとか、そんな感じかも……」とのこと。燃料タンクから出ているメインの太いホースや、燃料センサーに関しては以前交換しているから、たぶんそんなところなのだろう。

それにしても燃料系は甘く見られないトラブルである。最悪の場合、燃えるから。相変わらず手間のかかるイタリア娘(?)である。

【アウトビアンキA112アバルトって?】
私が手に入れたのは1984年式。いわゆる樹脂製プロテクターに包まれ、リアに『ABARTH』マーク入りのガーニッシュが付いた最終モデル。価格はズバリ50万円。そして清水の舞台から飛び降りる覚悟で大枚を叩き、徹底的な初期化を敢行。あとは安心してアバルトのある生活を楽しめるはずだったのだが……。
ところでこのビアンキ・アバルト、『最後のリアルアバルト』と形容されることが多いのだけど、それは創始者であるカルロ・アバルト自身が、フィアットの配下に下る直前にそれまでの主力モデルに代わるべく企画した最後のモデルだからである。多少当初のもくろみと異なった内容にはなってしまったけれど……。というわけでこのアウトビアンキA112アバルト、商品価値を高めるためにアバルトの名を安易に冠したモデルとは異なり、本物のニオイを醸し出しているのだった。
(Honkan)

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