アメリカで取材して
4月3日から7日までオートショー取材のためにニューヨークへ行ってきました。
昨年の同じ時期のニューヨークは暑いという表現が似合うほど、暖かかったのですが、今年のニューヨークは真冬同前の寒い日が続いており、雪の降った日もありました。テレビニュースを見ていると、シカゴなどのエリアでは季節はずれの大雪ということでした。
日本も同じ時期は寒かったと聞いていますが、コントロールの効かない天気の続く昨今は地球温暖化が進んでいるんだなと肌で感じさせられます。
そんななかでもアメリカでは地球温暖化なんかどこ吹く風のようなムダ使いの光景に出くわし、びっくりしてしまいました。
(ピシ)
泊まったホテルの部屋の向かいに高層のオフィスビルがありました。夜遅くホテルに帰ると、ほとんどのオフィスにはまだ電気がついていたので、「頑張っているなあ」と感心していました。午前1時を過ぎてもいっこうに消える気配がなく、夜明け間際にトイレに起きてもまだ電気がついていました。「おかしいなあ」と思ってみると、電気のついているオフィスのどこを見ても人の気配がありません。どうやら防犯などの意味から。人がいなくなっても電気は消さないようなのです。昨年ニューヨーク取材で泊まった別のホテルの向かいのビルも電気がついていたのを思いだしました。防犯だけのために、50階建て以上のビルの電気(暖房もたぶん)一晩中つけっぱなしにする神経は地球温暖化防止にそれほど熱心ではないピシから見ても「おかしい」と思いました。
以前ロサンゼルスに遊びに行ったときにテレビで「出かける時は冷房を消しましょう」というアナウンスをしていたのを見た覚えがあります。聞いたところではロサンゼルス市民及び周辺に住む人たちの多くは、朝会社へ出勤する際にエアコンを消さないで出かけるというのです。理由は「夜会社から帰ってきたら暑いじゃん」だそうです。
アメリカではひところよりは原油高は収まっていますが、依然としてクルマの燃費性能が注目されています。しかし、彼らが原油資源の枯渇や地球環境などのエコロジーという観点で注目しているわけではないのです。あくまで高負担となったガソリン代をセーブしたいだけなのです。
レストランに入れば食べきれないほどの量の料理が出てきます。世界の4分の1の数牛肉を食べるので、牧場で大量に飼育している牛の吐く二酸化炭素も莫大なものだといわれています。
アメリカへ行くと地球環境などという言葉がどっかへ行ってしまいます。
来週は上海へ出張に行きます。アメリカに負けずおとらず、地球環境悪化へ全面協力している国と言われています。砂漠化が進んだおかげで、ピシのカローラアクシオも黄砂でドロだらけです。
中国政府も環境対策に躍起のようですが、遅きに失したといえる状況のようです。
そこでピシの結論。
日本を挟むように、アメリカと中国が地球温暖化や環境悪化へ多大な影響を及ぼしています。
たかが人口1億2000万人の日本で何をしようが、もうどうしようもないのでしょうか?
レジ袋をなくそうなどと言っていますが、レジ袋廃止による環境負荷低減よりも、アメリカや中国の環境破壊のほうが、はるかにスケールが大きく、そして早く進行していることでしょう。
ピシは「アメリカ人がゴミを分別するようになったら、地球の最後も近い」と本気で考えているひとりです。
(ピシ)






