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2007年02月05日

グローバル化ってなんだったんだ?

2月3日にゴールデン・グローブ賞の授賞式がテレビ放送されていた。日本人女優の受賞が絡んだ今回のゴールデン・グローブ賞の行方で日本のメディアが大騒ぎしていたのは記憶に新しい。結局日本人女優個人は受賞にならなかった。そんな動きと時を同じくして日本国内において邦画の興業収入が洋画のそれを30数年ぶりに抜いたとのこと。そんな動きについてテレビのインタビューに答える専門家や一般の人たちの多くが、アメリカ文化に否定的な世間の動きがハリウッド映画不調の理由などとといったコメントを述べている。果たしてそうなのだろうか?
(ピシ)

日本人が多く出演する「硫黄島からの手紙」や「バベル」などを過剰なまでに取り上げる日本メディア。大リーグでもそうだが、アメリカで日本人が評価されると勝ち誇ったような気分が目立つ報道姿勢には以前から疑問を感じていた。それが今回の映画関連の話題でも再現されてしまった。日本が大平洋戦争でアメリカと戦ったことなど知らない世代もいるようになった現在でも、アメリカに勝つことは世間では喜ばしいことのようだ。
ハリウッド映画衰退の原因はその内容によるものが多いとの分析がある。なんでも大作と呼ばれるハリウッド映画の興業収入の内訳をみると、アメリカ国内での興業収益より世界市場での興業収益のほうが多いとのこと。そのため近年では中世などの歴史物や、宇宙などを題材にした世界中で受け入れられるようにと無国籍なストーリー設定が目立つらしい。つまり世界市場も意識してより儲けようとしたグローバルな作品がハリウッド映画不調の原因となっているとのこと。
最近はグローバル化に歯止めがかかり、現代アメリカを舞台にしたアクションやラブロマンス、コメディーなどの作品が多くなってきたと個人的には感じている。
こんなグローバル化の弊害はなにも映画だけではない。クルマもコストや生産効率を重視したグローバル化の影響で、アメリカ車としての個性がどんどん失なわれてしまった。
そもそもアメリカのグローバル化というのが、アメリカ流のやり方の押しつけみたいな部分が目立ったことも問題であったことは間違いない。
ピシの世代はアメリカ文化に強い憧れを持って青春時代を過ごしてきた。そこには何ごとにおいても懐が深く、強いアメリカがあった。しかし最近のアメリカは政治をみても、経済をみても「?」と感じることが多い。ピシ個人はアメリカ自体が自分たちの居場所を見失いかけているような気もしている。
アメリカがここ10年ほど叫んできたグローバル化により、アメリカ自体の存在感がいま問われようとしているような気がする。
(ピシ)

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