デトロイト帰り
07年最初の仕事としてデトロイトショーの取材へ行ってきました。
今年は東京以上? というぐらいの超暖冬傾向のアメリカ(一部コロラドなどを除く)。さすがに普段は地球環境に無頓着なアメリカでも、連日の異常な暖冬がニュースとして取り上げられていました。実はピシはデトロイト取材はこれで3年目。3年前こそ結構な降雪でしたが、昨年と今年は雪はいっさいなし。地球環境が加速度的に破壊されていく様をアメリカ東部でまざまざと見せつけられました。それでも5ℓだ、6ℓだと「アホか?」と言いたくなる大排気量のアメ車を乗りまわすアメリカ人って、やっぱり偉大だなと感じました。
まあアメリカ人がゴミの分別収集や軽自動車に乗ったり、厚着して暖房用燃料節約しだしたら、地球は本当におしまいとピシは思っていますけど…。
(ピシ)
デトロイトの人には失礼だが、アメリカのなかでも地方都市の部類に入るのは明らか。いわゆる「911テロ」以降、治安が格段に向上したアメリカで、ここデトロイトも急速に治安が良くなってきています。会場のコボセンターを一歩出た瞬間に怪しい目つきをした「オジサン」たちに囲まれた日々が懐かしいぐらい、いまは治安が良すぎます。テレビのニュースも滞在中はお天気、交通情報、オートショーぐらいしか取り扱っていなかったです。以前は「殺人」「強盗」なんて言葉がニュースでは飛び交っていましたが、それが嘘みたいです。
そんなことを言っても、日本で騒がれている格差社会なんて、ここアメリカじゃもっと拡がっており、さらに深刻化しています。デトロイトも白人富裕層はとっくに郊外へ逃げ出し、ダウンタウン周辺は映画「8マイル」そのものの世界が拡がっています。その郊外だって、より高額な納税者(いわゆるお金持ち)の住んでいる地区はフリーウェイは車線数や鋪装などが整っていますが、それ以外の地域はフリーウェイですらボコボコ状態の場所も少なくありません。住んでいる地区で所得などの生活レベルがはっきりわかってしまう。アメリカの格差社会はハンパでなくハッキリしています。
ピシはアメリカ人でもありませんから、それをどうこういう資格はないと考えています。でも、ピシはアメリカが大好きです。アトピーとか、花粉症などのアレルギー疾患を多く抱えるピシですが、アメリカにくると不思議と症状がおさまります。それだけストレスを感じていないのだと自分でも考えています。レストランへ行っても、コンビニ行っても気さくに声をかけてくれる。マニュアルどおりの接客しかできない日本の店員とは比較になりません。ただし初対面の外国人に年収を聞くのだけはかんべんして欲しいですが…。
世界では日本人はよほど安全に思われているのか、どこへ行っても好意的に迎えてくれます。ここデトロイトでもタクシーに乗った時に、「お前は安全だから助手席に乗ってくれ」と言われた時は驚きました。みなさん日本人って結構外国ではそういう面では得するんですよ。
そんな安全な日本人であるピシが日本に帰ってくると、やれバラバラ殺人だ、やれ家庭内暴力だ、不二屋の問題だと、アメリカ以上にハードでデンジャラスな話題があふれていてびっくりしました。治安と言う意味では、理由もなく人が殺されていく日本のほうがよっぽどアメリカより危険です。
人に「そんなにアメリカが好きならば移住すれば?」と言われた時に、「水と治安がいい日本は住みやすいからね」なんて言っていましたけど、いまじゃどちらもボロボロ。これじゃそろそろピシもアメリカ移住を考えようかな?
(ピシ)






