「パーキンソンの法則」
C.N.パーキンソンによって1957年に書かれた組織論である。本書は、欧米をはじめ世界各国でベストセラーとなった。
裏表紙には「読了後はただちに引き出しにしまえ」「机の上に放り出し、部下や上役に盗み読みされてはならぬ」旨が書かれており、いっそう期待の持てる本となっている。
中身も期待に違わず、ときに皮肉を交えながら平易な文章で書かれ、面白く読み進められるものであった。最も有名なものでは、「役人の数はなすべき仕事の軽重、時には有無にかかわらず、一定の割合で増加する」という定理が生まれた。既知の方も、数多いらっしゃることだろう。
主に英国の海軍や他の組織が調査対象となっているが、現在の我が国でも当てはまるような一般的組織論の展開がなされており、50年経っても人間の本質にあまり変化がないことに改めて気づかされた。
このように優れた書物が、現在は絶版というのが口惜しい限りである。
(征夷大将軍)






