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2007年01月15日

追われるトヨタの次の一手

先日、トヨタ東京本社に行って、「ざ・総括・カー・オブ・ザ・イヤー2006」と太田哲也さん選定の「OTA AWARD 2006」の授賞を行った。詳細は本誌3月号をご覧いただくとして、デトロイトモーターショーの取材クルーからの報告や、本誌評論家スタッフの見方などを聞くにつけ、「世界一」達成後もトヨタの死角はなかなか見つからないと思うようになってきた。

年初の「デトロイトモーターショー」のテレビ報道では、GMやフォードの逆襲を喧伝する論調が目立った。だが、本誌取材スタッフによれば、その多くは「新型車発売時期の前倒しがせいぜい」(本誌スタッフ)の内容。肝心の環境技術、先進技術分野では、「トヨタ、ホンダなど日本車メーカーに追いつくのは簡単にはむずかしい」(現地ジャーナリスト)との声がもっぱらだったという。米ピックツーの戦術は短期的な付け焼き刃感が強いのだ。
もちろん、トヨタに改善すべき弱点がないわけではない。事業の急拡大による慢性的な人材不足はもちろん、日本国内での販売台数の停滞に象徴される消費者のクルマ離れへの対応の決め手がないことや、また業績好調であるがゆえに、自動車業界のなかで、最早突出しつつある従業員の待遇のさらなる向上圧力、また2007年問題など「トヨタらしさ」の継承など、悩みは尽きない。
まぁ、それでも四半世紀にわたり、トヨタの取り組みを見てきたものとしては、一度トヨタが世界一を奪取したら、GMがその座を取り返すのは容易ではないだろう、と思う。それくらいトヨタの取り組みは長年に渡り、周到かつ綿密なものだったからだ。それでも死角はないのか。3月号では、今後トヨタが世界一であり続けるための課題を検証したい。

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