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2006年12月12日

頑張れハリウッド

最近巷のニュースとなっているのが邦画が盛況であるということ。確かにピシが見ていても明らかにここのところ邦画の封切られる数が多い。聞くところによると、ハリウッド映画の興業収入の6割が北米地区以外での上映によるものらしいです。そのため映画のグローバル化ではないが、宇宙人が出てくるSF映画や、中世を舞台にしたものなど国や民族を問わず楽しめるものということを意識しすぎているのが、洋画衰退の原因といわれているようです。今回はピシ流ハリウッド映画論をお伝えしましょう。

(ピシ)

先日ケーブルテレビで「アパートの鍵貸します」という映画をやっていた。若き日のジャック・レモンとシャーリー・マクレーンが主役のラブストーリー。シャーリー・マクレーンがあまりにも可愛いので、つい再放送も見てしまった。オードリー・ヘプバーンも可愛いけど(とくマイフェアレディが好きです)、シャーリー・マクレーンもとても可愛かったです。
アメリカが映画産業が盛んなのは20世紀初頭により多く世界からアメリカへ移民してもらおうと、映画を通じてアメリカの良さを宣伝するためだったと聞いています。
ピシの母親が終戦間もない頃に戦前にアメリカで製作されたフルカラー映画「オズの魔法使い」を見た時に「戦前にあんなキレイな映画を作っている国に戦争で勝てるはずがない」と子ども心にショックを受けたと言っていました。ハリウッド映画はアメリカの国力や良さを伝えるまさにコマーシャルだったのではと思います。
ピシが好きなのはとにかくカーアクションの出てくるものがまずメインです。ストーリーそのものより、どんなアメ車が出てくるのかが楽しみであります。アメリカではクルマは重要な映画の小道具のひとつです。ジョン・グリシャム原作でトム・クルーズ主演の「ザ・ファーム」では弁護士役のトム・クルーズ扮する主役にBMWを乗せようとしたのですが、BMWに車両提供を断られメルセデスベンツになったという話も聞いたことがあります。アメリカでは「医者はベンツ、弁護士はBMWによく乗る」と言われているようです。BMWはイメージの固着化を恐れていたようですね。アメリカでは日本のように簡単に18歳の免許取り立てのお兄ちゃんでもセルシオに乗れる国ではありません。ローンを組む時は本人のいままでの融資経歴が厳しくチェックされますし、ローンキャリアがなければ新車はまずローンで購入できません。さらにマネーロンダリング(資金浄化)のおそれから、まったくの現金での販売はしていません(小切手はOK)。そのため必然的に自分の収入に見合った「身の丈にあったクルマ」しか乗れないのです。
ジョン・グリシャムものは他にもクルマを効果的に演出を引き立てる小道具として使っている作品が多く、必ずDVDで巻き戻ししながらチェックしています。
チャーリー・シーン主演の超B級映画「チェイス(確かこんなタイトル)」もその意味では楽しめた映画でした。仮釈放中の主人公がちょっとした行き違いから、大金持ちの令嬢をクルマで拉致しながらメキシコまで逃亡するという映画。この令嬢が乗っていたのがソリッドな赤色のBMW3シリーズクーペ。アメリカで3シリーズは金持ちの女子高校生用のクルマとも言われています。つまり妙なセリフまわしで令嬢を紹介しなくても、乗っていたクルマでアメリカの観客は一発で理解できてしまうのです。英語のセリフでは「赤のBMW」などと言っていましたが、日本で吹き替えしてテレビ放映していた時には「赤いドイツ車」になっていました。スポンサーの自動車メーカーに配慮したもののようだったのですが映画の面白みが半減し、これにはピシは呆れてしまいました。かの有名なテレビシリーズ「ビバリーヒルズ青春白書」でも、ケリーやドナもはじめはBMWに乗っていました。主役のブランドン家はサラリーマン家庭なので、お父さん用はリンカーン・コンチネンタル、お母さんはマーキュリー・セイブルワゴン、そしてブランドンは初代マスタングのコンバーチブルを乗っていました。
ピシはハリウッドのこうしたアメリカを舞台にしたアクション映画でずいぶんアメリカのクルマ事情を勉強させてもらいました。だからいまのSFや中世など浮き世離れしたハリウッド映画にはつぃていけないのです。最近最も面白かった映画は「ワイルドスピード3〜東京ドリフト〜」かな、ワイルドスピードシリーズは近年でピシは最高傑作映画のひとつだと思います。あとは映画「マイアミ・バイス」のDVDが早く出ないかなと待ちわびている今日このごろです。  (ピシ)

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