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2006年11月06日

スズキがホンダを抜き、プジョーがボルボを抜く!?

国内の年間販売台数のことである。10月までの普通車と軽自動車を合わせた国内販売台数で、スズキがホンダを抜いた。この数字は年間を通しても変わらないと見られることから、07年はおそらくマスコミ各社の表現も「国産3位メーカーはスズキ」と表記されることになる。まぁ、ホンダがお金の力にモノを言わせて、「小型車だけなら3位はホンダ」と認めさせられれば、マスコミもだまる可能性は否定できないが・・・。来年からの報道各社の姿勢をよく見ておこう。

一方で、「スズキvsダイハツ戦争」と表現される国内軽自動車シェア1位争いは、スズキの小型車販売好調の影響を受け、06年通期でダイハツがトップの座を奪取する可能性が濃厚となっている。「国内3位のスズキ」「軽ナンバーワンのダイハツ」と両社はそれぞれ「勲章」を手にすることになるのか。
国内輸入車販売市場である。06年度上半期(06年4月から9月)の輸入車登録台数は、首位のVWが2万5111台、以下メルセデス・ベンツ2万4770台、BMW2万3919台、BMWミニ7050台、アウディ6396台、ボルボ5529台、プジョー5261台の順(数字はJAIA調べ)。このうちボルボが前年比77.9%とずば抜けてシェアを落としている。このペースが下半期も続くようだと、ボルボが年度の累計登録台数で、「プジョーに逆転される」(業界事情通)のは確実な情勢だ。
さらにこの数字は「販売」台数ではなく「登録」台数である。賢明な本誌読者ならご承知のとおり、登録車がすべて消費者に渡っているわけではない。実際には、「流通在庫」の形で、販売会社の自社登録車が中古車として、流れている分が相当数ある。とくにボルボは、本誌が今年はじめから連載記事で指摘しているとおり、不具合問題や整備不良問題の顕在化による販売不振が深刻。「実需は登録台数の60%程度ではないか」(同)とも言われる。親会社のフォード社の経営不振ともあいまって、なんらかの抜本的対策が求められる。
本誌事情通によれば、インポーターであるPAGIについて、経営トップの更迭や、扱い車種ごとの卸業務の見直し、さらに日本人幹部従業員を中心とした大リストラなどが「間もなく具体化するのではないか」(PAGIの事情に詳しい人)ともささやかれ始めている。
果たして、ボルボ車の信頼回復のために、フォード社はどのような施策を講じてくるのか。確証が入り次第、本ブログで速報したいと思っている。
追記1
日産の国内販売の不調が伝えられて久しいが、11月20日発売予定の新型スカイラインの「予約状況が鈍い」(日産販売会社関係者)らしい。まぁ、いまや大きなセダンがたくさん売れる状況にないことは、誰もが知っていることで、とくにスカイラインの商品力を云々したりはしないが、日産としては、「クリスマス商戦の目玉」と位置づけているクルマだけに、「スカイラインが売れないと06年の累計販売台数の目論見が狂う」(別の事情通)ことにもなりかねない。どうする!ゴーン社長。
追記2
自動車殿堂のCOTYがレクサスLSに決まったことは、すでにお伝えしたとおりだが、11月14日決定予定のRJCでは、「三菱iの授賞が本命」(RJC重鎮)との情報が入ってきた。なんでも今週末開催予定になっているRJCのためのiの試乗会で,益子社長自らが出陣して、「選挙運動」を展開するらしい。「RJC会員はこうした選挙運動に弱い」(同)らしく、トヨタも渡邊社長が自ら出馬しないと、カローラの授賞はむずかしい雲行きだ。ただ、RJCには軽自動車の特別賞も用意されており、こちらは「ダイハツ・ムーウ゛の受賞が有力」(あるRJC選考委員)なため、「軽自動車がふたつも賞を獲って良いのか」(同)との指摘もあり、「カローラの芽も強い」(さらに別の会員)との見方が捨てきれない。しかし、トヨタ系列で賞を独占するのもまずいかな。
「組織票次第で受賞車にサプライズが起きる可能性がある」(あるCCCアドバイザー)CCCの受賞決定日は11月30日。これが終わると業界は陣取り合戦のストーブリーグ入りだ。(神)

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