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2006年10月16日

箱根事情

箱根の山は古くから、クルマ好き、走り好きの聖地です。
自動車雑誌もそのロケ地として昔から利用させてもらって来ています。
関東圏では箱根だけではないんですが、新車紹介に軸足を置く雑誌は特に箱根に重点を置いてきました。景色が良く、道路状況に変化があり、A地点がダメならB地点へ移動、などと応用が利くからです。
しかしそんなクルマロケの聖地箱根にも変化が起きていました。

箱根スカイラインや芦ノ湖スカイライン、ターンパイクなどの箱根主要道のほとんどで撮影許可を取る必要が徹底されて久しくなりました。
撮影許可申請自体は昔からあったことなのですが、むかしはいまほどうるさくなく、道路端の駐車場などで撮影をしていて路線のパトロール車に誰何されても「できれば許可とってね」で放免されることも多かった、そんな状況でした。
が、いまはもうダメ。無許可でやってるのを発見されれば叱られるし、撤収も命じられるようです。
当然ですが厳しくなりました。その後の制裁措置もあるのかもしれません。

これは、いわゆる峠を攻めに走りに来た一般車両の事故増加とも連動し、撮影中の事故や、試乗会での事故も関係しているのだと私見ですが確信してます。
迫力ある走行写真を撮ろうとするあまりのハイスピード事故、見通しの悪い地点でのUターンを強行しての事故、その他もろもろ。雑誌等メディアのロケ中の交通事故の実数はつかんでいませんが、なにかがおきればそれは一般車両のソレよりもインパクトを持って解釈されるのは自明。ここらへんは、あまたのクルマ雑誌の勃興の歴史と連動しているのではないかとすら思えるのです。

クルマに乗っていれば、それがどんなクルマであろうと、走ることが好きな人にとっては、ときには峠道へでかけ自分なりに壮快な走りをしてみたい、そう思い実行することはルールの範囲内でオッケーである行為に今も変わらないはず。←なんだか、まわりくどいですね(笑)

このさき、クルマ自体と路線環境はどんどん変わってゆくと思うんですが、箱根の各種観光道路がいつまでも気持ち良く走れる所であって欲しい。
そのためには、クルマ雑誌等もいつまでも旧態依然としたクルマ紹介記事の方法を変えなきゃならんのかも、そんなことも思います。実際、現場事情によりクルマ紹介記事の多くが、撮影現場をほかに求め、記事の景色も様変わりしていることをカンのイイ読者諸兄は感じ取っておられると思います。これは、峠ロケ向きのクルマが減ったことも関係しますが、制作サイドのこんな事情もあるわけです。

なんにせよ、箱根へ行けば撮影・取材ができるもんだ方式の構図を、雑誌はじめの制作側はきっちりと自覚せにゃならんのね、と芦ノ湖畔で反省した先日であります(貝方士)

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