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2006年10月13日

アメリカ旅日記

10月10日、予約していた新型カローラの実物を初めて見ました。
予想どおりの出来ばえに大満足。いまから納車が楽しみです。
今回は少し前に休暇で訪れたアメリカの様子をお話をしましょう。
(ピシ)

久しぶりにプライベートで訪れたロサンゼルスは滞在中はずっと快晴でした。
借りたレンタカーはスカイブルーのフォードトーラス。カローラクラスを予約したにもかかわらず、カウンターのオバちゃんが料金の高いトーラスを選んでくれました。「料金は同じなの?」と聞くと、「スペシャルサービスよ」との返事。半信半疑で駐車場へ向かうとそこにはやっぱりトーラスが…
まわりを見渡すとセダンタイプはどれもトーラスばかり、レンタカーを借りたハーツはフォード系のレンタカー会社で半年おきにクルマを入れ替えしています。私のトーラス君も8月におろしたばかりのクルマ。どうやら販売台数を稼ぐためにハーツに大量の新車を押し込んでいるみたいです。そのためどのサイズのセダンをリクエストしようが、トーラスになってしまうようでした。最初は3ℓV6だし、楽できるかな? と得した気分でしたが、燃費が極端に悪く、加速も全然だめ、おまけに設計年次が古いので直進安定性などの性能もかなり昔のクルマのレベルでかえって疲れてしまいました。というグチをこぼしながらも5日間で2000㎞を走ってしまいました。
今回市内や周辺を走るクルマで目立っていたのはシビック。日本では鳴かず飛ばずですが、アメリカ人のツボには見事にはまったみたいです。ハイブリッド、ガソリン双方ともよく見かけました。それと意外だったのがホンダのアメリカ専売SUV車パイロットが多いことでした。ホンダで目立ったのはとにかくこの2台でした。
トヨタはほぼまんべんなく売れており、とくにカムリはとにかくバカ売れの状態でした。意外だったのがサイオンブランドのtCというクーペもよく売れていたことです。日本より、下手すれば豊田市よりロサンゼルスではトヨタ車を見かけます。
アメリカ勢で目立ったのはクライスラーブランドです。チャージャーやキャリバーといった量販モデルに300Cなどの大型セダン、はたまたクロスファイヤなどとにかく目立って多かったです。GMではなぜかインパラというセダンタイプのクルマが目立っていました。フォードはマスタングだらけなのにびっくり。それとみなさんもハリウッド映画などのなかでポリスカーとしておなじみのフォード・クラウン・ビクトリアという、アメリカ車最後のラージサイズセダンを多く見かけたことです。以前はこのクラウンビクトリアは西海岸で個人所有車として見かけることはほとんどありませんでした。しかし今回は普通の白人のおじさんをはじめ、大径クロームホイールなどでカスタマイズした黒人のお兄ちゃんなど幅広い層が乗っていました。
ピシがアメリカを訪問した時期は06年モデルの在庫処分最後の追い込みの時期です。とにかく売れればいいという大幅値引きや低金利などで投げ売り状態。とにかく購買意欲を逆に下げさせるような、理解に苦しむ破格の条件でした。現地の人ですら「GM、フォードは乱売がたたってリセールバリューが暴落している。いまさらGM、フォードを買う理由などない」と言い切る人が多いと聞きます。そのなかでも「アメリカ車に乗りたい」という自己主張の強い人や、昔のアメリカ車の面影を引き継ぐ唯一のクルマに乗りたいという人がクラウンビクトリアに乗っているのかもしれません。
最近のアメリカ車はアメリカ車としての主張がどんどんなくなってきています。クラウンビクトリアに乗ると、ベンチシート&コラムシフトなど、生粋のアメリカ車の良さを痛感させます。しかしこのクラウンビクトリアもじきに生産終了となります。アメリカの良心がどんどん消えて行くのは寂しいかぎりです。
チャージャーやマスタングなど古きよきアメリカ車を懐かしむのではなく、アメリカ車の原点回帰という意味で過去の名車を検証し、アメリカ車とは何かを再認識してもらえたらと今回考えました。
自国民からも見放されようとしているアメリカ車はここが踏ん張りどころと思います。
(ピシ)

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