トヨタを凌ぐ高待遇
労働問題に詳しいブレーンと情報交換した。雑談のなかで、担当している「ざ・総括」メンバーの常套句である「トヨタは新人でも飛行機はビジネスシート」のくだりが話題にのぼった。たしかに自動車業界だけでみる限り、トヨタ社員の待遇や生涯賃金はトップランクだが、「同じ大企業どうしを比べたら、歳とってリタイアした後にもらえる厚生年金基金は車メーカーより電機メーカーの従業員のほうが手厚い」ということ。
もちろんこれは「大家族主義」を掲げる出光興産やキヤノンといった終身雇用を前提とした会社での話。いっぽう資本家の本音丸出しの「人は使い捨て」の発想で、しょっちゅうスタッフが入れ替わるようなところでは、従業員の生涯設計など眼中にないという会社もある。因果は巡る。企業の寿命は30年といいますが、人材を大事にしないところは、やがては取引先にも軽視され、天寿をまっとうすることなく消えていくことになるだろう。




