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2006年08月11日

祝・映画「マイアミ・バイス」公開

杖ネタも飽きたでしょうから、今回は思いっきりミーハー路線でいきます。
映画「マイアミ・バイス」が全米で封切られた、日本でも近々公開されるとのこと。
「マイアミ・バイス」はもともと80年代に全米テレビシリーズとして放映されていた。

潜入捜査官であるソニー・クロケット(ドン・ジョンソン)とリカルド・タブス(フィリップ・マイケル・トーマス)を中心に展開されるポリスアクションである。ピシは「20世紀最高のポリスアクション」と評するほど熱心なファンである(シリーズ1のDVDボックスはもちろん購入)。
ブランドものに身を固め、デイトナ・スパイダー(初期)やフェラーリ・テスタロッサを乗り回し、麻薬の売人に成りすまし事件を毎回解決していく。
浮き世離れしたようなマイアミの風景にご機嫌な80年代ポップスがBGMにかかるお洒落な内容は、最初こそその展開についていけなかったが、だんだんハマってしまった。
今回の映画はソニー役をコリン・ファレル、タブス役をジェイミー・フォックスが演じている。最初聞いた時には「コリン・ファレルで大丈夫かな?」と思っていたが、アメリカの輸入エンターテインメント雑誌の記事の写真を見たらメチャクチャかっこいいし、ドン・ジョンソン演じるソニーのイメージもボンヤリ残っている、さすがコリン・ファレル。一方ジェイミー・フォックスはまったく違うイメージが漂っており、これまたなかなかいい。劇中乗っているのはもちろん最新のフェラーリ。
監督はテレビシリーズでもおなじみのマイケル・マン。「ヒート」や「コラテラル」など、ピシのなかでは名作と呼ぶにふさわしい作品を多くてがけている。
マイケル・マンの作品でとくに気にいっているのは夜のシーン。「ヒート」や「コラテラル」の舞台はロサンゼルス。ピシも15回以上訪れている第2の故郷である。それだけにマイケル・マンの表現するロサンゼルスの夜は、まさしくロサンゼルスの夜の風景を的確にとらえ、さらに気温や湿度といったものを感じてしまうほど、一目でロサンゼルスとわかる撮り方をしているのがいい。
もともとマイアミ・バイスにハマったのは、当時路線バスで乗り合わせた女子高生同士が「マイアミ・バイスって、お洒落で面白いよね」という話しをしているのを聞いたのがきっかけ、それまでは何も知らなかった。実際見てみると建物の内壁がパステルピンクやらブルーやらとてもカラフル。「これはドラマ用に決まっている」と思っていた。しばらくして1カ月半ばかり全米をフラフラとひとり旅する際に、「マイアミ・バイスの舞台だから」ということで目的地のひとつにマイアミを加えた。
実際行ってみると、泊まったユースホステルの内装はピンクだったし、立ち寄るレストランなどもパステル調の色合いばかり。「マイアミの建物の中って本当にカラフルだったんだ」と驚いたことを記憶している。
もともとこのアメリカ旅行自体も、当時日本車が性能の高さから売れまくっているという報道とともに、それと対照的にアメリカ車は内張りの中からコーラの瓶が出てくるなど、性能や品質の悪さが日本のメディアでさかんに報道されていたのに対し、ピシは「日本車って本当にアメリカに多く走っているのか? そしてアメリカ車は本当にダメなのか?」というのを確認するのが大きなテーマであった。実際アメリカの主要都市を訪れると日本車は多かった(当時は東海岸はそれでも少なめ)。じゃあアメリカ車の性能は? ということでわざわざアメリカ車のレンタカーを借りた。ピシが乗った最初のアメリカ車はプリマス・リライアントというクライスラーのセダン。2.2ℓ(確か?)直4エンジン搭載のコンパクトセダンである。乗ってみると、日本のメディアがことさら劣悪と強調するほど悪い面は感じない。逆にベンチシートながら、当時の日本車よりはるかにホールド性のいいシートや、トルクフルなエンジンフィールに新鮮な感動を受けた。見た目の質感がいまひとつなこと以外、基本性能では当時に限っていえば、日本車をしのぐレベルだと当時思った。以後アメリカに行くたびにアメリカ車を乗りまくったが、見た目の品質以外(これが結構最近差がありすぎ)の基本性能はアメリカ車らしさがあり、けっして悪いものではないといまも思っている(環境技術や燃費性能では日本車に大きく差がついてきたけどね)。
長々と述べてきたが、人から話しを聞くだけではなく、疑問を思ったらまず行動を起こし、自分の目で確認する。このようなメディア人の原点をピシはアメリカ旅行、しいてはマイアミ・バイスで教えられ、いまも実行してきているのである。 (ピシ)

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