「あなたが選ぶカー・オブ・ザ・イヤー」が始まります。
日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)、RJCカー・オブ・ザ・イヤー、日本自動車殿堂カーオブザイヤーと、現状でも3つの授賞が存在する自動車業界のメジャー・タイトルにまたひとつ新たな授賞が加わりました。標題の授賞は、前年度に日本カー・オブ・ザ・イヤーで、それまでのリゾナーレ小淵沢から、横浜赤レンガ倉庫と六本木ヒルズに会場を移すことに尽力したネコ・パブリッシング(以下ネコ)社長の笹本健次氏が中心となって、立ち上げた新しいイベントです。
この賞の特徴はその名のとおり、インターネットを通じて、国民の誰でもが、イヤーカー選びに1票を投じることが出来るもの。明日から始まる会員登録フォームに必要事項を記入して応募するだけで、11月10日から11月24日までの間に、今年のイヤーカーに相応しいと思うクルマに投票することができます。1年目は50万人会員(選考委員)の登録と、30万票の有効投票を得ることを目標としています。
8月末現在で本賞に参加を表明しているのは、ネコ関連のほか、楽天、ライブドア、モウラ、ビッグローブ、さらにリクルート、価格.com.など大手ポータルサイトです。今後、一般誌、自動車雑誌がどれぐらい参加してくるのかによって、集められる選考委員数も変わってくることが予想されます。選考委員数が万が一、目標の1割なんてことになると、運営費用の多くをスポンサーからの応援でまかなうビジネスモデルを前提とする「賞」そのものの存在意義が問われることにもなりかねません。
今後の日程は、11月10日から12日に、横浜赤レンガ倉庫でキックオフイベントが実施されるのをはじめ、11月30日には六本木ヒルズで、表彰式が開催される予定です。詳細は同賞のウエブサイトで確認してください。
www.yearcar.jp
で、すでに賢明な読者の皆様ならお察しのとおり、笹本さんは本年のCOTY実行委員長の最有力候補でした。残念ながら落選し、COTYを去ることとなったわけです。この間の経緯についてはマガジンX6月号に詳述していますのでご覧ください。「既存の COTYと争うことはない」(笹本実行委員長)としているものの、今後の成り行きによっては、実行委員、選考委員の相当数が「あなたが選ぶ~」に参加する可能性があり、そうなるといやが上にも、「掛け持ち問題」が浮上してくることになりそうです。マガジンXはどの授賞ともくみしない立場ですが、現COTY執行部の皆さん、まさか「掛け持ちは許さない」などと、大人げないことは言わないですよね。本質は自動車業界が真に健全な成長を持続し、多くの消費者の支持を得続けることにあるのですから。(神)







