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2006年06月09日

人間ウォッチング

ギブスは取れたもののいまだ杖をつく生活が続いている。
前回はバリアフリーや人の親切について書いたが、今回は杖をつきながら感じた
ことを引き続き語っていこう。
電車やバスの優先席はあくまで体の不自由な人のための優先席であって専用席ではない。
ピシは電車やバスの席に座ると爆睡してしまうので、座らないようにしている。
健常者で優先席に座る人は「譲るべき人がくれば譲る」と思って座っているかと思っていたが、ピシが少々痛々しく杖をついても、いっこうに席を譲ろうとしない人も多い。別にこちらから頼んでまで席に座ろうとは思わないので、思いっきり周囲にアピールする形で立ってはやるけどね。
席を譲らない人の多くは、仕立ての良いスーツをきた「団塊世代」と呼ばれるオジさんたちはまず席は譲らない。寝たふりや、新聞を読み続けるなど人それぞれ。
いわゆる「勝ち組」の人たちなんだろうけど、この国で勝者になるには他人を蹴散らさなければならないので、体の不自由な弱い人間なんかは眼中になんだろう。この世代の人間が自分勝手に生きてきた結果が、いまの理不尽な世の中を作ったといいたいぐらい、この手の人間は個人的に嫌いだ。
一方で、夕方などはまわりの乗客の目も気にせずにワンカップや缶チューハイ片手に気持ち良くなっている「働くオジさん」系は、「座るか?」などといって、席をすぐに譲ってくれる。この国でのし上がっていくには、人間の良心を捨てなければならないってことがよくわかった気がする。
こんな席を譲ることのできない団塊の世代の子どもたちは、ニートだのなんだのとお騒がせのいまどきの若者たち。突然変異ではなく、ある意味しっかり親の背中をみて育ってきたから、これだけ問題視されているんだなとも感じた。
(ピシ)

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