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2006年06月02日

とある車内での風景

僕は昔から何故か駅や電車の中で酔っぱらったおじさんに話しかけられる体質で、先日も駅で電車を待っていると、グデングデンに酔った60代くらいのおじさんに横から「キミぐらいの息子がいるんだよ」といきなり話かけられました。
見た目にも世界が回っているのが伝わってくる酔い方なので、論理的な思考回路はほぼ吹っ飛んでいて、かろうじて帰り道はわかるけど、終電で混み合った電車の中の空気はわからないというナイスな状態で、仕事で疲れていた僕にとってはある意味で癒し系でした。

昔、外国を旅した時、現地で出会った多国籍な人々と夕食などをともにする機会がたびたびあり、英語がさっぱりの僕は英語が話せる友人や現地で知り合った日本人の横で早期リタイアした外国の酔ったおじさんや若者の話を聞いていました。そういった場での会話は哲学的な会話が多く、人生訓を語りあったりします。旅という行為は、生活を脱ぎ捨てた生き方に近いところがあるので、そこで語られる言葉は日本社会で暮らす僕にとって意味を成すかどうかは曖昧ですが、やはり日本と海外のおじさんの人生訓は決定的に違います。

外国人に比べて日本人は、仕事という大前提を置いた人生訓を話します。純粋にアフォリズムのみを集めてまとめた本が多数ありますが、その本の中にある言葉より、それら電車の中で知り合ったおじさんの言葉の方が、説得力や発見があったりします。
しかし、この前出会ったおじさんは特に個性が強く、電車の中でキャッチボールになっていない言葉のやりとりを繰り返していると、耳打ちするように話しかけてきたので、何かなと思って耳を澄ませると放送禁止用語をでかい声で話たりします。仕事の話で始まった会話が最終的には「人生は女じゃないぞ、女じゃ…。」とフレーズでフェイドアウトしながら眠りに落ちていきました。あれはきっと自分に言い聞かせていたのだろうなと思うのですが、何故か周囲の人の目は横目でちらちらと僕を…。(タツ)

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コメント

 私は海外に住んでいますが、正直白人のオジサン(若者)と一緒に酒を飲むのは、正直、年と共に苦手になってきました。
 それは、余りにも物事に楽天的過ぎて、全てがイージー・・・といった感じで、人生の「ワビサビ」を感じないからです。
 やはり、白人社会の無責任極まりない仕事態度を当たり前に見ていると、日本のオジサン・・・何か良いですよね。

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