JAF新会長に田中節夫元警察庁長官が就任
JAFの執行部が新しくなった。前副会長の田中氏が会長に、専務理事にマガジンXにもたびたび登場いただいた久米正一前国交省技術安全部長が、それぞれ就任した。岩見道生三重日産自動車会長の副会長も新任だ。申し訳程度に長江啓泰日大名誉教授が民間色を演出するためにもう一人の副会長に名を連ねている。
申し訳程度と書いたのは、歴代の官と業以外の出身副会長は、毎日出勤して、実務をするわけではないからだ。長江さんはどうなのだろうか。
岩見さんは73歳で地元在住、長江さんも教授OBの70歳だから、まぁ、常勤はないだろう。怖いのは、最近まで販売業界の重鎮と警察庁出身者が交互に会長を務めてきた。次期会長候補者は、副会長に就任したものだ。だが、岩見さんは73歳と高齢。彼が次期会長になることは、考えにくい。
「会長が警察庁OBの指定席とは限らないよ」(国交省OB)の言葉が、55歳の久米さんの専務理事就任を目の当たりにして、心に重くのしかかってきた。
もちろんこれ以下の役職者もそのほとんどが自動車メーカーと自動車販売業界出身者で占められている。皆さんにリストをおみせしたいくらいだ。そうだ、リストは9月号の本誌で掲載するようにしよう。
ユーザー団体なのに、販売業界と行政の天下りが経営を牛耳っている、これがJAFの現実なのである。
昨日の夕刻に都内の有名ホテルで開かれた年次総会後の懇親会にもぐりこんできた。JAF出版社のオートルート編集部を退職して、マガジンXに移って以来、18年間、マスコミの多くが招待されるJAFのこのてのイベントに招待されたことはない。まぁ。もっとも招待されない「招かれざる客」だからといって、会場の受付で入場を拒否されたことはないから、ほぼ毎年、情報集めのために出席はしているが>>
「JAFの会員数は伸び悩み、厳しい環境に置かれているが、国民の期待は大きい」(田中新会長)の挨拶が空々しい。確かに家族会員で会員数をお化粧し、公益法人改革の荒波にさらされているJAFだが、果たして国民の期待も大きいのだろうか? 国民どころか、会員からも見放されつつあるのに、だ。
JAFは来年の社団・財団法人改革で、納税が減免される「公益認定法人」となることを目指している。だが、道のりは遠い。
{}公益事業を主たる目的とする
{}必要以上の内部留保を持たない
の必要案件の両方とも残り1年で満たせそうもないからだ。
民業そのもののレッカー業務、善良な会員の会費をシコタマ溜め込んだ内部留保金、これも申し訳程度に、最近になって「道路特定財源の一般財源化反対」の旗振り役を買って出たり、クラッシュテストをやってみたりして「公益的な」業務をやっているように付け焼刃な演出を始めているが、もう遅い。
「上層部から入会促進を厳しくいわれるが、会員のサービス向上のためのお金は使わせてくれない」「上が天下りばかりで、プロパーが出世できないから、やる気がでない」「職場が事なかれ主義で、変化を求めたり、新しい提案をすると、上司から目をつけられる」「本部は地方の実情を知らない」「事務職はロードサービスの現場を知らなさ過ぎる」(すべてJAF職員の話し)など、内部にも問題を多く抱えている。
「損保会社は自社のロードサービスを提供すると言いながら、JAF会員が保険商品に入ると、JAFのサービスを利用させて、コストを削減している」(あるJAF関係者)とグチをこぼす前に、JAFそのものの競争力を高める努力を行うべきだろう。そうでなければ、レッカーを呼びもせず、もくもくと年会費4000円を払い続ける善良な多くの会員が報われない。(神)






コメント
R/Sに関わっており、JAFの会員拡大に今まで協力しておりましたが、そんな事とは知りませんでした(憤)。会員の中には赤ちゃん会員とかペット会員がいるとは知ってましたけど!
投稿者: katuto-omoe |2006年06月18日 16:18