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2006年05月05日

ハンモックについてだらだらと…

「地球は人類のゆりかごだ。 だがゆりかごで一生を過ごす者はいない」
これは、宇宙にいくための多段式ロケットを考案した通称「宇宙旅行の父」、ロシアの「コンスタンチン・ツィオルコフスキー」の言葉です。この言葉に触発されて、宇宙を目指した開発者と宇宙飛行士は大勢います。当時、人類の悲願であった宇宙開発の原動力になったものは、おそらくゆりかごの外に見える、未知なる闇と星の瞬きだったのでしょう。冷戦時代に大国同士が威信をかけて宇宙を目指した時の熱は、イデオロギーだけではなく、人類の悲願と言っても差しつかえがない位であったと容易に想像が付きます。しかし、現状は、世界中で宇宙開発の予算が大幅に削られ始め、開発者達はコスト削減が最重要課題らしい…。かつてあった宇宙開発の熱は冷め始め、今現在でも熱を持っている人々は、実際に宇宙を目指せる人々に限られているのではないでしょうか。

僕自身も、空の向こうに果てしなく続く宇宙を、学生時代の暇な日などに想像しては、好奇心を強めていました。SF映画や小説などに触れてみたりする時期もあり、莫大な費用はかかるが個人が宇宙旅行に行ける時代に生まれたことを幸運にも思っています。近い将来、その費用が少なくなることを願って。しかし、そんな価値観が覆された出会いがあります。学生時に旅をしたタイのサムイ島のハンモックです。南国のビーチでハンモックに揺られながら、「宇宙の父」の言葉を思い出し、「僕は、ゆりかごで一生を過ごしたい」と思った次第であります。

人は幼子をあやすときに揺すったりします。それは音楽などで時々言われるf分の1のリズムと似たようなもので、自然界の一定の揺らぎはおそらく人間を安心させる何かを含んでいるのではないでしょうか。しかし、大人を赤子のようにあやす行為ができるのはプロレスラー位なもので、大人になってもあやされたい、と思ってもなかなかできません。

故に、ハンモックは、覚えてはいないけど深層記憶には残っているあやしの快楽を、再び思い出させました。あやしの快楽は強く、僕はそのサムイ島に滞在した4日間のほとんどをハンモックで過ごしました。もちろん、その島を出るときはしっかりと購入、日本に持ち帰りました。しかし、困ったことに、日本にはハンモックを取り付けられる場所がありません。旅前は宇宙を夢見ていた僕ですが、帰国後はハンモックが付けられる大きい部屋を夢見ています。これが現実的になるってことですね…。(タツ)

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