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2006年04月03日

ユーザー車検

貝方士(かいほし)と申します。約10年ほど前にマガジンX編集部にいたヘタレな編集者です。この原稿も締め切りすぎて書いています。さっき編集長に叱られました。もうしません。

さて、唐突ですがユーザー車検です。
先日、鮫洲の陸事で久しぶりに通してきました。
ボクは、あの「磯貝陽悟」さんの「車会レポート」を担当していたので、ユーザー車検は仕事でおぼえたようなものと言えます。
磯貝さんと全国の車検場を歩き、さまざまな現場を見てきました。
一昔前のユーザー車検環境は現在とはずいぶん違っており、まだまだ珍しいものだったのです。
『ユーザー車検お断り』と看板を掲げる予備車検場や修理工場。
『なにしに来たんだ』と顔に書いてある役人や、役人みたいな人々。
代理業者と検査場、周辺業者との衝突やトラブルは傷害事件にも発展したことがあったり、ユーザー車検勃興期はヒジョーに殺伐とした空気でギョーカイ全体が満たされていたのですな。

それがどうでしょう、現在のこの定着ぶりったら。
鮫洲(品川)の車検場はそれでも、当時から割と開かれた車検場であり、ユーザー車検を重視した検査ラインを作ったり、受験者のための見学通路を設けたりしていました。
それらの設備もそのまま、ユーザー車検窓口なるものも開設されて久しいようで、ユーザー車検利用者もずいぶんと「とっつきやすい」雰囲気になっています。
『わからないことは、とりあえずここで聞けばいいか』と想像しやすいですもん。
昔とは雲泥の差ですな。ディーラーや修理工場などクルマのプロと役人たちの閉鎖空間、排他的地域であった車検場はずいぶん素人にやさしくなったようです。

書類関係の窓口業務に携わる職員たちの、いわゆるひとつの「あの態度」も、一般レベルのものになりました。「いらっしゃい」と宣う若手職員もいて、フレンドリーであります。
検査ラインでも、丁寧に指示を出してくる検査官も多く、すっかり手順を忘れたボクですがなんとか通せて最後のハンコもゲット、新しい車検証を手に入れました。
ま、複合検査マシン上で、機械からの指示が早くて付いていけずマゴついていたら「機械の指示通りやってください」とアナウンスされ、カチン! と来たのは事実なんですが。

長くなってきたので〆ましょう。
ユーザー車検を「経済的な理由だけ」でやるのはよろしくありません。
車検さえ通してしまえばいい、というニュアンスでいると点検や整備をおろそかにしがちです。
結果それは、クルマを傷めることになったり、深刻な事故の要因を生んだりすることも考えられます。
いまは、先検査・後整備でもいいことになりましたから、ユーザー車検をしたあとは、なんにせよ「もういっかい点検と整備を考える」ことをオススメします。
できれば、馴染みの修理工場を作って、点検や整備のようすを見させてもらうなど、クルマ屋さんとよく付きあうことが結果的にトータルで有意義なクルマ生活が送れるハズだと思います。

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